西原正

(財)平和・安全保障研究所理事長

にしはら・まさし (財)平和・安全保障研究所理事長。1937年大阪府生まれ。京都大学法学部卒、米ミシガン大学大学院修了。政治学博士。京都産業大学教授を経て、77年防衛大学校教授に。専門は国際関係論。2000年より06年まで防衛大学校校長を務める。学内からの校長登用は初。同年、財団法人平和・安全保障研究所理事長に就任。共編著『国連PKOと日米安保』『日米同盟Q&A100』『軍事大国化するインド』ほか監修書多数。13年、産経新聞正論大賞受賞。

西原正 論文一覧

  • 政治

    「安保タダ乗り」論の元凶となった憲法解釈 日本の安全保障政策は、憲法上、個別的自衛権の行使しか認められていないと解釈してきたため、多くの制約を自らに強いている。このため、公海上で米艦船が敵側から攻撃を受けた場合、海上自衛隊の艦船が並走していても米艦船を守ることはできない。日本の上空を通過して米国を攻撃しようとする敵のミサイルを日本が撃ち落とすこともできない。朝鮮半島で武力紛争が生起した際に、半島で作戦を展開する米軍を自衛隊が支援するのも憲法違反である。湾岸地域で紛争が起き、ホルムズ海峡が機雷封鎖にあったとき、自衛隊が機雷除去に参加するのも、紛争が終結した後でなければ憲法違反となる(*1=脚注)。

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